【コラム②】発達障害「ウソをついてしまう」

kajiッコラム♪

「すぐにウソをつくので困っています。」

子どもがウソをつくと心配になるかもしれません。
ですが,実は子どもがウソをつくのは「ごく自然なこと」だと,トロント大学の発達心理学者で,20年間にわたり子どものうその研究をしているカン・リー氏は言っています。

子どもは放っておいても親のまねをするものです。手本である私たち自身が,つねに礼儀正しく正直とは限りません。また、親が汚い言葉を使ったりうそをつかなくても,子どもは学校,テレビ,児童館などで見聞きし,口にします。ある論文では「うそをつく行為は,子どもの正常な発達を表す指標だ」と結論づけられているほど,子どもはウソをつくものなのです。

それに大人だって咄嗟にごまかしちゃったり,ちょっとしたウソをついた事ありますよね。
とはいえ,ウソを頻繁についたりエスカレートしてしまうのは要注意です。

そこで,ウソをついていることに気づいた時,抑えておきたいポイントをいくつかお伝えさせて頂きますね。

①ウソの線引きをする。
ウソには,聞き流してもいいものと,聞き流してはいけないものがある。

・聞き流してもいいウソ
 「誰も傷つかない」
 「子供の妄想や想像」
 「誰かのためのウソ」

・聞き流してはいけないウソ
 「悲しむ人がいる」
 「自分の身を守るためだけについたウソ」

聞き流してはいけないウソが出た時は,親子でしっかり時間をとって話すことが大切です。
自分を守るためだけのウソは,ウソをつく事以外に自分を守る方法を知らずに,癖になる可能性があるので要注意です。

まずはウソをついたことを責めるのではなく,その内容を仕分けることです。
親にウソをついたと叱る必要は無いですよ。子どもが自分を守るためにウソをついているのであれば,「何から自分を守ろうとしているのか」に着目して話を聞いてみるといいです。
安心が1つ増えれば,子どものウソは1つ減ります。

②パパやママの悩みや失敗談を話す。
人は誰でも失敗や間違いを犯すのだからウソで誤魔化さなくてよいことを伝えます。

③謝ったり正直に話す事が出来た時には,褒める。
やった事はよくない事だとしても,正直に話したことは褒めてあげましょう。「正直に言って良かった」という思いを持つ事が大切です。もちろん,よくない事をしてしまった時には,行為に対する注意は必要です。
褒めることに抵抗がある場合は,「正直に話してくれてありがとう」という言葉でもいいと思います。正直になるには,少し勇気が必要ですから。

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